定期的に受診を

メニエール病など、めまいもちの患者さんは、症状が治まってきた後でもわりと定期的に受診をすると言う人が多く見られるようです。
理由としては、発作が出ているというわけではないけれど、気心の知れた医師と定期的に話をしたり、悩みなどを相談することによって安心感を得ることができるからだといいます。

一人で悩んでいるよりは、どんな些細なことでもいいのでかかりつけの医師に相談をすると、心も軽くなり、結果、症状の緩和にも繋がるといえます。

不安感が続くようなら、自分のペースで一月に一度でも、三ヶ月に一度でもいいので、信頼する医師のところで定期健診を受けるのもいいでしょう。
疑問に思っていることや、不安を感じていることなど、すべてを打ち明けてストレスなどを感じないようにしてください。



めまいと上手に付き合うポイント

めまいとうまく付き合うことができれば、メニエール病でもそんなに気にしすぎることもなくなると思います。
そのために、めまいとうまく付き合うためのポイントをいくつかお話したいと思います。

まずは、めまいもちである自分を受け入れるということです。「めまい発作があると、一日中寝込んでしまって何もできない、こんな自分はダメだ・・・」など、自分を責めるのは絶対にやめてください。
自分自身には何の責任もないのですから。
めまい発作が起きている、寝込んだりしてしまっているだけがアナタではないはずです。活動的に動いていたり、仕事をしていたり、家族や友達と楽しく話をしていたり。そんな楽しい時間もアナタ自身なんです。
その中にたまたまめまい発作という時間があるというだけなのです。確かに不快な時間ではありますが、その時間も丸ごと自分だと受け止めてあげましょう。

めまいを気にしないためには、自分が好きな、無調になれるくらいの趣味を持つのもいいと思います。
一人でできることでも、外に出て仲間とやるものでも、どんなことでも構いません。趣味に夢中になっている時間は、めまいのことを気にしなくても済むはずですから。

あとは、ストレスの存在に気づいてあげるということです。めまい発作が起きていたり、症状が悪化している場合などは、何かしらのストレスを受けていることが多いです。
自分のストレスにはなかなか気づかないものですが、自分が普段思っていること、どんなささいなことでもいいので、不安やイライラ、憂鬱なども全て紙に具体的に書き出してみると、自分の状況が客観的に把握でき、どんなことでストレスを感じているかが見えてくるので、対処法も見つけやすくなります。



メニエール病とうまく付き合う

メニエール病などの耳の病気が原因のめまいをもっている人は、だいたい几帳面でマジメなタイプの人が多いです。
人によっては、めまいがあることで必要以上に落ち込んでしまったり、さらには自分を責めてしまう人もいるようです。

めまいを気にしすぎてしまうと、それがストレスとなり、さらにめまいを引き起こすことになったり、めまいが強く感じられるなどといった悪循環に陥ってしまいがちです。

忘れないでほしいのは、めまいは生活に支障をきたしてしまう不快な症状ではあるものの、耳の病気が原因で起こるめまいは命にかかわることはないということなんです。
耳の病気が原因で起こるめまいは、平衡機能訓練をはじめとしたいろいろな対処法で多少は症状が和らげることは可能なものですから。
めまいを気にしすぎることなく、メニエール病とうまく付き合っていきましょう。



メニエール病と水泳

メニエール病だからといって、スポーツを避ける必要はまったくありませんが、耳の病気との関係で水泳やスキューバダイビングなどは注意する必要があります。
中耳炎などで治療を行っている場合は、海水浴などを禁止される場合があります。

しかし、学校のプールの授業などは耳栓をすることによって泳ぐのを認められる場合もありますので、その辺りは医師との相談して決めるようにしてください。

泉水をして深いところに潜ったりするときには、急激に浮上してしまうと減圧症にかかることもありますので注意してください。
減圧症は、めまい、耳鳴り、難聴、頭が重いなどの症状が起こって、ときには生命にかかわることもありますので、じゅうぶん気をつけましょう。

ダイビングも、マウスピースをくわえていて口が開けられないので、耳抜がうまくできなければめまいや難聴を引き起こすことになりますので、注意してください。



メニエール病とスポーツ

めまいや耳鳴りがあっても、医師が禁止していなければ無理をしない程度のスポーツは制限はありません。
めまいが治まっているならば、好きなスポーツを楽しんでいたほうが、むしろ気分転換となって体調が整い、めまいも起こりにくくなります。
耳鳴りも同様で、体調が悪くなければ好きな運動をして楽しい気分を盛り上げましょう。

寝込んでいたような激しいめまい発作のあとは、はじめから激しいスポーツをするのは避け、少しずつ身体を慣らし、マイペースに行うようにしてください。

スポーツをする場合は、爽快感を感じられる程度にして、自分を追い込むような頑張りすぎるスポーツは避けるようにしましょう。
スポーツ中にめまいなどが起こった場合は、すぐにやめてしばらく安静にし、場合によっては中止するようにしてください。



メニエール病と旅行

メニエール病だからといって、旅行や外出に対してしりごみする必要はありません。旅行なども積極的に楽しみましょう。

耳鳴りやめまいを不安に思いながら家にとじこもっているよりは、思い切って場所を変えて時間をつくり、楽しい時間を持ったほうが病気からも開放されると思います。
メニエール病などでめまいが繰り返し起こっている時期で不安だという場合は、医師が処方した抗めまい薬などを持参すると安心です。
突然の発作に備えるために、健康保険証は持参しましょう。

屋外で楽しめるようなぷらんにすれば、気分も開放されていいと思います。
親しい友人や家族が同行すれば、めまい発作が起こったときも安心です。

しかし、旅行はどうしても普段の生活リズムが崩れがちです。食事や睡眠のリズムが崩れると、体調をくずす原因となり、めまいや耳鳴りが起こることもあります。
無理のない日程を組んで、生活リズムを整えながらマイペースに旅行を楽しみましょう。

特に時差のある場所への旅行は到着日にしっかり休憩時間などを取り入れるなどの注意が必要です。



めまいがあるときの入浴

本来、めまいが激しいときや、吐き気や嘔吐があるときは入浴は避けたほうがいいといえます。
軽いめまいでも、繰り返し起こっている場合は長時間の入浴は避けたほうが無難です。
それでも、汗などをかいてどうしても入浴したいという場合は、安定のいい椅子に腰掛け、短時間でササッとシャワーを浴びる程度がいいと思います。

そのほか、足湯も入浴したのと同じくらいのサッパリ感が味わえたり、リラックス効果もあるのでおすすめです。
大き目の洗面器やバケツなどに40℃くらいのお湯を張り、椅子に腰掛けて5分程度足をつけてください。
ラベンダーなどのアロマオイルを数滴たらしても、アロマ効果でリラックス効果が高まります。

めまいの発作後の入浴は、できるだけ家族や人がいる時間帯に入るようにし、一人の時間は避けるようにしてください。



メニエール病の入浴時の注意

メニエール病は、急な温度差などでも起こりますので、一番風呂よりも二番風呂以降がおすすめです。
浴室内も適度に温まっていて、お湯も一番湯よりまろやかになつており、保温効果が高まっているからです。

冬は特に急激な温度差に注意が必要です。あらかじめ浴槽のふたを開けておき、脱衣所との境の扉も開けておくことで、浴室・脱衣所ともに少し温かくしておくといいと思います。
お湯を浴室の床全体にかけてもよく室内全体が温まるいい方法です。

お湯の温度は38~40℃くらいのぬるま湯にし、ゆっくりと浸かることで精神的にリラックスもできます。
血圧を上げないためにも、上半身をお湯から出した半身欲がおすすめです。
この場合、上半身にはタオルなどをかけ、方が冷えるのを防ぎます。
半身欲は身体が温まるので血行も良くなります。

浴槽から立ち上がるときはゆっくりした動作で行い、めまいやふらつきに気をつけましょう。
転倒などにも十分な注意が必要です。



メニエール病と生活リズム

めまいや耳鳴りなどを起こしにくくするには、自律神経の働きを安定させることが大切です。
主に『ストレスをためないようにする』『生活のリズムを崩さないようにする』という二つが基本です。

睡眠時間や食事時間が不規則になってしまうと、どうしても体内リズムと生活のリズムにズレが生じます。そうなると、自律神経の働きも不安定になってしまうのです。
体内リズムに沿った生活リズムに軌道修正し、自律神経の働きを整えましょう。

食事は一日三食、できるだけ同じ時間に摂るように心がけます。特に大切なのは朝食です。朝食で体内リズムと生活リズムのズレを調整するのです。

睡眠も重要です。早寝早起きをして、休日もできるだけ普段と変わらない時間に起床するように心がけ、一定のリズムになるようにしましょう。

また、ストレスも心身に緊張を与えるので、自立半径の働きを乱しますので、大敵です。なるべくストレスをためない生活を工夫しましょう。ストレスを感じ始めたら、早めに発散してリラックスできる状況をつくることが大切です。



メニエール病とカフェイン

難聴やめまい、耳鳴りなどの症状が強いときは、カフェインの摂取を避けるようにしてください。

なぜなら、お茶やコーヒーなどに含まれるカフェインは、神経を興奮させる効果があるため、多量摂取することで、ときに難聴やめまい、耳鳴りなどの誘因になってしまったり、症状を強めることになりかねないからです。

難聴やめまい、耳鳴りなどの症状が強い場合は、カフェインを含む飲み物や、カフェイン添加の頭痛薬やドリンク剤などもできるだけ避けたほうがいいと思われます。

症状を抑えるために飲んだ薬やドリンクで、逆に症状を悪化させてしまっては大変です。



メニエール病と食事

メニエール病の発作を起こしにくくするために、食事にも気を配ることも大切です。
食事は耳や脳に届く栄養の素であるのと同時に、血管を生き生きした状態に保つのにも影響を与えるのです。

実際、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。

①まずは、肉より魚中心の食事にしましょう。魚の脂肪は動脈硬化の進行を抑え、血管を詰まらせる血栓ができるのを防いでくれる効果もあります。一日一食は魚中心の食事を取るようにしてください。

②ビタミン不足に注意する。末梢神経の働きに欠かせないビタミンは、難聴やめまい、耳鳴りの緩和に使用されることもあります。難聴やめまい、耳鳴りに効くビタミンは、いろいろな食品に含まれているものの、インスタント食品ばかり食べていたり、極端なダイエットなどをしていると不足しがちになってしまいますので、注意が必要です。
難聴やめまい、耳鳴りに効くビタミンが多く含まれているのは、主に魚介類やレバーです。カキやレバー、アサリやサンマなど。

③食物繊維をしっかり摂取する。豆、いも、穀類、海藻、野菜などに含まれている食物繊維は、血糖値や中性脂肪値、コレステロール値などを下げてくれる効果があります。これらの食品はしっかり摂るようにしましょう。

④バランスと量に注意。いくら身体にいいものでも、食べ過ぎていては逆効果にもなりかねません。食べ過ぎによる肥満は動脈硬化を招きますし、逆に食べなさすぎて栄養が不足し、症状を悪化させる可能性があるからです。それぞれの量は控えめに、種類を多く食べるようにしてください。



メニエール病と血液の流れ

メニエール病だけに限らず、耳も脳も血液が不足していては十分に働いてくれません。
動脈硬化などで血液の流れが悪くなると、脳梗塞を起こす危険が高まるだけでなく、内耳に血液が送られる量も低下し、平衡感覚や聴覚を乱す恐れもあります。

流れとしては、食べすぎ・喫煙・ストレス・肥満・加齢・運動不足などの生活習慣が、血液壁が分厚くなったりもろくなったりする動脈硬化に繋がり、その血液の詰まりが脳で起これば脳梗塞や脳出血などめまいの一因となる病気になり、循環不全となった血液は血液が悪化しやすくなって、めまいや難聴、耳鳴りなどの原因となります。
さらに内耳への血液循環が悪くなると、めまい・難聴・耳鳴りの三つの症状がすべて起こりやすくなってしまうのです。

そのため、血液の循環をよくするということが、めまいや難聴を改善することに繋がるのです。
血管は、血液の通り道なので、その血管を健康的で生き生きした状態に保つということが大切です。

血液の循環をよくするためには、まず生活習慣から見直す必要があります。




Powered by Movable Type 3.33-ja Copyright(C) 2006 メニエール病の症状~めまい・耳鳴り・難聴に注意~ Allrights reserved.