メニエール病はなぜ起こるか
耳の中の内耳には蝸牛と呼ばれるものがあります。
その蝸牛の内部は三つの部分に分かれていて、それぞれが内リンパ液や外リンパ液というもので満たされているのです。
その中の、蝸牛管の内リンパ液が溜まってしまい膨らむと、内リンパ水腫とよばれる水ぶくれの状態となります。
その水ぶくれができることによって、蝸牛管を仕切っている膜が圧迫され、耳の閉塞感が起こります。
内リンパ水腫がもっと大きくなると、膜が破れ、内リンパ液と外リンパ液が混ざってしまい、それが神経を刺激するので、難聴やめまいといった症状が現れるのです。
破れた膜は自然にくっつきますので、めまいの発作は治まるのですが、そのうち再び内リンパ水腫ができると、まためまい発作が起こる、という繰り返しになるのです。
今のところ、内リンパ水腫ができてしまうのかははっきりとわかっていないというのが現状です。
メニエール病って?
メニエール病というのは、30~50代の働き盛りの年代に発祥する確立が高い病気です。
女性の方が男性よりも少し発症年齢が低い傾向にあるようです。
メニエール病というと、『めまい』を引き起こす病気として知られがちですが、実際はめまいの起こる病気の中でも全体の約一割弱程度と、さほど多く見られる病気ではありません。
メニエール病は、めまいの発作を繰り返すのが特徴ですが、初回の発作では突発性難聴という病気との区別が特に難しい病気です。
そのような場合は、聴力検査をすると区別をつけることができます。
突発的難聴は高音域や全体的な音域が聞こえにくくなるのに対し、メニエール病は低音域が聞こえにくくなります。